『推しの子』しか追えなくなった社会人

増えるばかりの「視聴中のコンテンツ」

コンテンツに追われている、と思う。昔はこんなことはなかった。せいぜい、見たいドラマが毎日ある、くらいのものだった。だが今はどうだ。一日2~3本のドラマを見ているのに、ネットフリックスの「視聴中のコンテンツ」は一向に消えない。

本だって読みたい。芥川賞・直木賞ノミネートの話題作も把握しておきたいが、古典文学を知らずに死んでいくのもどうかと思っている。村上春樹だって『ノルウェイの森』しか読んだことないぜ。マンガだって『推しの子』しか追ってないし。

映画は、月に3本ほど、自分の中ではかつてないスピードで足を運んでいるが、映画こそドラマや本よりも体力が必要なエンタメであると思う。映画館まで足を運ばなければならず、1本につき2000円前後を支払い2時間半休憩なしで視聴する。集中が強いられる趣味だ。

令和ロマン髙比良くるま氏が「がんばっている人が大好き」とおっしゃっていたが、自分は趣味にすら一生懸命になれずだらだらとXのおすすめ欄を眺めているだけだ。見る側に努力が必要だとは思わないが、いつか彼ら=作り手に道でばったりあったとして「いつも見ています、応援しています」と言えるだけの立場にあるのかなあ、と考えると気持ちが暗くなる。

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